隠れたラーメンの激戦地“湯河原”!
この湯河原の地に、
小田原地区を代表するラーメンのジャンル「小田原系」の発祥となる店があります。
その名も「味の大西」です!
「味の大西」は、
湯河原を本店とする”小田原系ラーメン”の発祥地です。
現在では、有名な「飯田商店」が近くになりますが、
この「味の大西」こそが本来の湯河原民のソウルフードと言えるでしょう。
現在では、70年以上の歴史を誇り、
数々の暖簾分けによって近隣にも多くの「大西」がありますが、
こここそがまさしく元祖と言えるでしょう!
そこで今回は、湯河原にある「味の大西」本店にて元祖小田原系ラーメンを食してきました。
外観
JR東海道線「湯河原駅」より徒歩数分。
古びた商店街の一角に「味の大西」があります。
まずは特筆すべきはこの外観。
店舗が入っているビルですが、ラーメン屋があるなんて遠目では分かりません。
もっと近づいて、店の前まで来るとこんな感じ。
はっきりとした看板はないのですね。
一見店やってるのかな?と思ってしまうほど。
(一応ドアには味の大西ってか入れありますが、擦れていてほぼ消えています)
…と思ったら横に看板がありました。
(夜なのに明かりがついていませんでしたが…)
内観
内観はこちら!
入り口から入るとズラッとテーブル席と、
長々としたカウンターが!
厨房もかなり広いですね。
奥にも座敷席がずらりと並んでおり、
収容できる人数はかなり多そうです。
まぁ老舗ということで正直綺麗とは言えないですが、
歴史を感じる店ですね。
店員は母親と子?(って言っても髪の量から察するにそこそこの年齢)の二人で切り盛り。
常連さんだけでなく、一見さんにも気を使って話しかけてくれたり、
ところどころサービスなんかもしているようで、
老舗、さらには地元密着感が漂っており、悪くないです。
メニュー
メニュー表はこちら↓
高価格でお馴染みの小田原系ですが、
これくらいの値段であれば良心的。
ラーメンだけじゃなくてカツ丼も有名みたいです!
味
今回注文したメニューはこちら!
ワンタンメン:900円(税込)
小田原系ではほぼワンタンメンを食しております。
スープは完全に透明というよりも、
ちょっと濁っているかな。
思ったより油も少なめか…
十分にこってりした感じはあり、醤油の旨味もありますが、
小田原系のガツンとした印象は少ないですね。
麺はお馴染み室伏製麺さん。
平打ちの縮れ麺は安定感があり美味しかったです。
最も驚いたのが、
餃子サイズもあろうかというワンタン(5個入り)
最近は、ぴらぴらの部分が大半を占めていましたが、
ここのワンタンは肉の部分が特大でボリューム満点大満足!
ニンニクもたっぷりですね。
チャーシューは2枚!
場所が悪かったか、あまり味の染みていない部分で、
ちょっと硬くて美味しいとは言えず…
期待していたよりも強いインパクトはなく、
三つ葉やネギの味にすら消されてしまっている印象でした。
どうやらここのラーメンの味は行ったり来たりしているとかで、
時代によって変わるとか!
アットホームで暖かい、昭和の良きラーメン屋といった印象です。
店舗情報
まとめ
今回は、湯河原にある「味の大西」本店にて元祖小田原系ラーメンを食してきました。
正直、暖簾分けした支店や小田原系インスパイアと呼ばれる味の方が好みで美味しいと思いました。
しかし、ここが小田原系の元祖であり、この地の人たちが慣れ親しんだ味かと思うとなんだか感慨深いです。
今度はもう一つの名物「カツ丼」にもチャレンジしたいですね。
味の大西の支店はこちら
→松田町の老舗「ラーメン大西」小田原系ラーメンを食す!